2023.02.08 【コネクター総合特集】ケル フローティングコネクター「DTシリーズ」 バリエーション拡充
ケルは、コネクター事業では①フローティング②高速伝送③圧着などをキーワードとした新製品開発に注力している。今後も中期経営計画に基づき、高速伝送対応多極コネクターや防水圧着コネクターなどの新製品開発やバリエーション拡充を推進する。
同社は、フローティングコネクター「DTシリーズ」のバリエーション拡充に力を入れており、新たにDTシリーズ電源端子付きタイプを開発、販売を開始した。
フローティング量はXY方向にプラスマイナス0.5ミリメートルの可動が可能。信号用端子の極数は60極で、随時、極数展開を進める。
同社は、DTシリーズをフローティングコネクターの中核商品の一つに位置付け、バリエーション拡大により顧客の選択肢向上につなげる。用途は、車載機器や工業機器など。
さらに、DTシリーズ電源端子付きハイスタックタイプも開発中だ。
フローティング量はXY方向プラスマイナス1.2ミリメートルの可動が可能。信号用端子の極数は、20極から200極の展開を想定。スタック高さは、20/25/30ミリメートルを用意する予定。
高速伝送対応では、56ギガbps(NRZ)フローティングコネクター「HFシリーズ」を開発した。
GGSS配列により56ギガbpsの高速伝送を実現。スタック高さ3ミリメートル。ローコストかつハイスピードを実現可能。
最大32ギガbpsの高速差動伝送対応の0.55ミリピッチ高性能同軸ハーネス「TSLシリーズ」は、ケーブル結線のバリエーション展開を図っている。
防水圧着コネクターは、2.0ミリピッチ・IP67対応防水コネクター「FWSシリーズ」のバリエーションを充実させている。