住友化学と丸善石油化学、三井化学は13日、千葉県の京葉臨海コンビナート内で、カーボンニュートラル実現に向けた検討を共同で進めると発表した。温室効果ガス排出量削減を目指した原燃料転換などの取り組みについて検討する。

　取り組みの覚書を結んだ。原料の多様化に向け、石油資源に代わるバイオマス活用や、新規ケミカルリサイクル・マテリアルリサイクルのプロセス開発・実装を目指す。バイオマス原料確保や廃棄物回収に関して検討。またナフサ分解炉など製造設備の燃料転換や、付随するインフラ整備も検討する。

　3社に限定せず、県主導のカーボンニュートラル推進協議会などを通じて、関連自治体や企業との連携も視野に推進する。業界をさらに横断した取り組みになる可能性もある。

（14日付電波新聞／電波新聞デジタルで詳報します）