2020.01.29 ダイニチ工業 石油ファンヒーターの来期モデル生産 2週間前倒しで開始

暖冬により石油ファンヒーター新モデルの生産を前倒しで開始。燃料電池システムの受託生産など暖冬に左右されにくい事業の多角化にも取り組む

季節要因に左右されない事業基盤確立へ

 ダイニチ工業が暖冬の影響を最小化するために、来期モデルの石油ファンヒーターの生産を約2週間前倒しで開始した。

 全体的な生産台数も1割程度抑えながら、販売が堅調な加湿器や、新事業として取り組む家庭用燃料電池システムの受託生産などで事業の多角化も推進。現在、暖房機器の売上げは8割近いが、天候に左右されにくいバランスの取れた経営体制を目指している。
  (つづく)