2023.02.28 【複合機&プリンターソリューション特集】エプソン販売

エプソンのスマートチャージ製品

「スマートチャージ」戦略 加速 A3カラー中速機投入

 セイコーエプソンは、使用状況に合わせてプランや機器を選べる「エプソンのスマートチャージ」戦略を加速させる。2月からオフィスのセンターマシンとなっているボリュームゾーンに、A3カラーの中速機帯で戦略機種を発売開始した。

 エプソン販売の福田雄一郎販売推進本部副本部長は「半導体など部品不足からくる商品供給面も改善してきた。2022年度もスマートチャージは、計画通り順調に推移している。今回、オフィス市場の〝ど真ん中〟の商品を投入、オフィス戦略で攻勢をかける」と意気込む。

 エプソンは、高速A3複合機「LX」シリーズ、A4・A3複合機/プリンター「PX」シリーズを発売してきたが、新たに40~60枚/分の印刷速度帯のA3カラー複合機「LM」シリーズをラインアップ。今回の新シリーズ投入で、低速の24枚機から高速の100枚機まで大幅にラインアップを拡充した。

 「エプソンのスマートチャージ新製品は、60枚/分のLM-C6000、50枚のLM-C5000、40枚のLM-C4000の3機種。設置場所を選ばないコンパクト設計で、ビジネスで必要とされる印刷速度と高画質を両立。一般的なオフィス向けのレーザー方式と比べ低消費電力、省資源化を実現している。本体パネルで消費電力の確認が可能。

 スマートチャージは、ニーズに合わせてプランを選ぶことができ、オール・イン・プランの基本使用料金は、LM-C6000の場合で月額4万7000円から(税別)。

 新シリーズ投入を機にオフィス戦略を本格化させる。「オフィスは、複合機のメイン市場で各社競争が厳しいが、当社は優れた環境性能で〝環境価値〟で差別化を図っていく。特に、昨今の電気代の高騰もあり、CO₂削減など企業の環境意識も非常に高くなっている」と福田副本部長が話す。「平均してオフィスの電気代は、空調・照明が60%、プリンター・複合機が10%を占めている。この10%をインクジェットに置き換えるだけで、大幅に削減できる」と話し、環境アセスメントなどを実施、企業の環境対策を支援する。

 エプソン販売では、環境コンサルティング会社のキャプランと協業、エプソンの「出力環境アセスメントサービス」とキャプランの「CO₂排出量可視化BPOサービス」を組み合わせ、顧客のCO₂排出量削減策の提案を開始した。「十数社とアライアンスを組んでいるが、業種業務に強いパートナーとの連携を強化していく」(福田副本部長)戦略だ。

 スマートチャージは、文教市場向けには「アカデミックプラン」で、教育現場のDX、生徒の学びの向上などで成果を上げている。23年度も引き続き全国の教育委員会との連携や学校現場へのアプローチを強化する。また、消費電力削減、BCPの観点から医療現場への展開にも注力する。

 エプソングループは、「環境ビジョン 2050」の下で、環境負荷低減を実現する商品・サービスの提供に積極的に取り組んでいる。新規販売するオフィス向けプリンター本体を26年までに全てインクジェット方式に切り替える方針を打ち出している。