2023.02.28 「サステナブル」会議に5000人 東京・丸の内 環境配慮素材など披露

パナソニックのブース

▶画像ギャラリーへ

 持続可能性について、カンファレンスや展示を通じてネットワーキングを図り、機運を高める「サステナブル・ブランド国際会議2023 東京・丸の内」が2月半ば、東京国際フォーラムなどで開かれた。専門家から学生まで約5000人が参加。さまざまな分野について意見を交わした。

 エレクトロニクス業界や素材関連業界などから、パナソニックホールディングス(HD)や富士通、NECネッツエスアイ、NTTデータ、KDDI、カシオ計算機、帝人フロンティアなどが参画した。

 パナソニックHDは、植物由来のセルロースファイバーを高濃度に樹脂に混ぜ込む技術を開発しており、展開例とともに訴求した。水素運搬船の取り組みや、ドローンを使って森林経営段階からカーボンクレジットを考える動きなども披露された。デジタル印刷技術で環境負荷を減らすとともに、個性的でストーリーのあるパッケージングでブランドを訴求する事例も。

 また、トップ交代の発表直後で注目されたトヨタ自動車から、サステナビリティーの担当役員の大塚友美氏が登壇。「EVだけではなく、地域に寄り添い、さまざまな選択肢を用意したい」との姿勢を強調した。

(28日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報しています)