2023.03.15 白黒つけず、リアルを描く 映画「赦し」のアンシュル・チョウハン監督に聞く

©2022 December Production Committee. All rights reserved

 少年犯罪を題材にした映画「赦(ゆる)し」。7年前にクラスメートを殺害して懲役20年の刑に服している加害者と、被害者遺族の両親で元夫婦が主人公。事実認定の正当性をめぐる再審公判が決定したことで3人の感情が大きく揺らぎ、葛藤する物語だ。監督、編集を務めたインド出身のアンシュル・チョウハンさんに作品に込めた思いを聞いた。

 ――観る人によってそれぞれ悪者が誰なのか分かれる作品だと思いました。

 

チョウハン監...  (つづく)