2023.03.20 水電解の低コスト化へ 東京ガスが米新興と AI使い脱レアメタル
H2Uの取り組みのもよう
脱炭素社会の実現に向け、世界中で水電解装置の開発が進んでいる。東京ガスは水電解装置の低コスト化に向けて、独自の高効率な触媒探索技術を有する米スタートアップ、H2U(エイチツーユー)テクノロジーズとの共同開発を発表した。
水電解で従来有力な、プロトン交換膜を用いたPEM水電解方式は、レアメタルの一種(イリジウム)を使う。ただ、非常に高価で供給量が限られている。地政学上のリスクなどもある。
このため、エネルギー事業者やグリーン水素製造事業者にとり、代替となるような効率、高活性、低コストな触媒開発が急務となっている。こうした中、東京ガスは、人工知能(AI)を使った探索に取り組む。
(21日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)