2023.03.20 次世代AI半導体、韓国科学技術院発表 1セルでメモリーと演算、データ変換

デモのもよう

 韓国科学技術院の研究チームは、1セルでメモリーと演算機能、データ変換の3機能に対応できる「トリプルモードセル」を世界で初めて開発したと発表した。メモリーに演算機の加わった次世代のAI(人工知能)半導体の一種、PIM(プロセッシングインメモリー)と呼ばれるもので、従来の15倍高速で、消費電力は4割に減らせる。

 PIMはDRAM内でAI演算が可能。高速で低消費電力のチップとして注目され、最近実装が進んでいるCHAT(チャット)GPTのような生成系、対話型AIなども後押しする技術として期待されている。

 研究チームは、サムスンやSKとも協力して開発に取り組んできた。チップはサムスンのファウンドリーのラインで製造が見込まれている。(ソウル支局)

(22日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)