温浴施設やホテルDX化支援

サービスの「切り出し」も実現

　Habitat（東京都港区）は、サウナや銭湯などの温浴施設のDX化を支援する「habitat（ハビタット）」を開発・提供するスタートアップだ。

　コロナ禍で苦しんだ温浴施設やホテルなどをDXで支援することを目指してサービス提供を開始した。

　昨年4月以降、関東の温浴施設等に順次サービスを導入。ハビタットアプリを使うことで、宿泊しなくても、サウナだけを利用できるサービスの「切り出し」を実現。温浴施設等にとって新たな収益となり、利用も広がっている。

　川﨑航共同創業者は「ハビタットを使えばどういったお客さまが来て、どういったものを買っているかなども把握できる。これまで銭湯は、そうした情報を把握していなかったため、新たな価値につながる」と話す。

　5Gを活用すれば、動画などのコンテンツをストレスなくアプリ上に配信することも可能。リッチコンテンツと連動した割引クーポンの配信など多様化を加速するためにも、5Gプロジェクトでサービスを進化させていく構えだ。