2023.03.24 球場の熱気を感じながら中継映像を視聴 NTTコムと西武ライオンズが共創で新たな観戦スタイル
試合の臨場感を味わいながらタブレット端末の中継映像も楽しめるグループ席=24日、埼玉県所沢市のベルーナドーム
プロ野球の臨場感や迫力を味わいながら、手元のタブレット端末で試合中の映像も楽しむ―。そんな先進的な機能を備えたグループ席が西武ライオンズの本拠地、ベルーナドーム(埼玉県所沢市)に登場する。仕掛けたのは、NTTコミュニケーションズ(NTTコム)だ。
西武ライオンズは「5Gマルチアングル機能」付きグループ席を、3月末に開幕するパリーグの公式戦から販売する。
観客は、球場内に設置された複数のカメラでさまざまな角度から撮影した試合の映像を、座席に設けた端末でリアルタイムで視聴。肉眼で見えづらいベンチやブルペンの様子も確認できる。さらにバックスクリーン上部からの映像を堪能できるほか、見逃したシーンやもう一度見たい場面を何度でも視聴可能だ。
24日には、今回の新座席を報道陣に公開。体験会に参加した記者も、試合の熱気を肌で感じながら画面をタップし、好みのアングルから見た映像を満喫した。
新型コロナウイルス禍の行動制限が緩和される中、スポーツ観戦の魅力を味わう選択肢を広げる取り組みとして注目を集めそうだ。
(後日、電波新聞・電波新聞デジタルで詳報します)