2023.03.28 秋葉原駅にXR体験施設登場 NTTコノキュー、最新のバーチャルデバイス用意
JR秋葉原駅構内に30日にオープンするXRサービス体験施設「XR BASE」
JR秋葉原駅構内(東京都千代田区)に30日、XRサービス体験施設「XR BASE」が登場する。オープンに先立ち、報道陣向けの内覧会が28日開催され、メタバースやデジタルツインサービスを体験できる最新デバイスがお披露目された。
仕掛けたのは、NTTドコモの子会社として昨年10月に発足したNTTコノキュー。VR(仮想現実)やAR(拡張現実)、MR(複合現実)の総称であるXR事業を手掛ける同社が、JR東日本と協力して、エレクトロニクス小売店が集まる電気街の玄関口にXRが体験できる場を用意した。
XR BASEは秋葉原駅の電気街改札みどりの窓口に隣接。65平方メートルの施設内には、バーチャルライブを楽しめる巨大LEDスクリーンをはじめ、スマホやタブレットを通じてアバターで同時にVR空間で交流できるサービスや、MR技術で遠隔作業支援を体験できる法人向けシステムなど、リアルとバーチャルの融合を体験できるデバイスを用意。事前予約は必要なく無料で利用できる。
内覧会では、女の子2人組のバーチャルアーティスト「Tacitly(タシットリー)」が、LEDスクリーン上でXRライブを披露。専用スタジオで収録される演者のモーション情報を受信し、VR空間上に存在するキャラクターの動きにリアルタイムで変換され、画面上のバーチャルキャラクターは細かいしぐさまで実物の人間のように再現されていた。
XR BASE責任者を務めるNTTコノキューの山下智正マーケティング部門長は「XR技術はどこが伸びるかまだまだ不透明。個人向け、企業向けのサービスにスピード感を持って挑戦していきたい」と話した。
(30日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)