2023.04.03 事務機大手 、「環境経営」で数値目標設定 環境負荷低減の商品戦略も

リコーは複合機の新製品で梱包材に紙材料を使用し、包装プラスチックを従来比54%削減した

▶画像ギャラリーへ

 脱炭素社会の実現に向けた取り組みがさまざまな業界で加速している。環境分野で先進的技術を持つ事務機大手各社は環境ビジョンを作成し、2050年をターゲットにカーボンゼロ実現などの数値目標を設定するとともに、循環型社会に向けたビジネスモデルの提案、従来機よりも大幅に環境負荷を低減させた商品戦略などを強めている。

 各社は環境対策とビジネス成長を両軸に置く「環境経営」に取り組む。30年、50年に向けた環境目標を設定。電力の再生可能エネ...  (つづく)