自動車の安全をめぐる国際会議、自動車安全技術国際会議（ESV2023）が3日、横浜市のパシフィコ横浜で始まった。米運輸省道路交通安全局（NHTSA）が米国内に加えて、各国の当局と共催しつつ、欧州や日本も会場に開いており、日本では20年ぶりの開催。

　横浜での開催は当初、21年が予定されていたが、コロナ禍で延期になった経緯がある。コロナに伴う行動制限が解除され、平常にほぼ復旧しつつある中、各国から訪れた担当者らが意見交換をしている。主催者側が「横浜での滞在を楽しんで」と呼びかけるなど、インバウンドの盛況が、国際会議にも戻りつつあるようだ。

　会期中は、衝突防止や乗員の保護、自動運転、サイバー対策などで発表や討議、展示などが予定される。6日まで。

（4、5日付電波新聞／電波新聞デジタルで詳報予定です）