新宿・歌舞伎町のドン・キホーテ正面に、街の雰囲気からは“異色"とも言えるスマートホームの体験型ショールームが29日、オープンする。スマートホームの普及促進に力を入れるリビングテック協会と日鉄興和不動産がタッグを組み、スマートリモコンやスマートロックなどさまざまなメーカーが提供するスマートホーム関連機器を一堂に集め、体験できる常設型施設を作り上げた。

　29日にオープンするのは「Life Design! HOME LAB新宿三丁目」。JR新宿駅から徒歩3分の立地に、約112平方メートルの広さの施設を開設した。

　リビングテック協会の長島功事務局長は、家電量販店やホームセンターなどは「スマートホームを手軽に体験できる場になっていない」と指摘。多様な年齢層が行き交う新宿で、スマートホームの認知拡大や利点の訴求などにショールームを生かす考えを示す。

　ショールームでは、一般消費者向けの普及啓蒙に加え、住宅事業者向けの訴求も行う。一般向けでは現状、市販のスマートホーム機器を組み合わせる、「DIY型」でスマートホームを実現する形になる。展示されているのは量販店などでも売られている製品が多いが、さまざまな機器をデザインやサイズ感などを含めて体験できるのが特徴。個別機器だけでなく、「おはよう」や「ただいま」などの音声操作で複数機器を一括操作する体験ゾーンも用意している。

（後日、電波新聞／電波新聞デジタルで詳報します）