2023.05.19 IoT活用の謎解きイベントに熱視線 東芝未来科学館で開催

IoTを活用した謎解きイベントに挑戦する参加者=19日、川崎市の東芝未来科学館

ダーツ盤を利用した謎解きに挑む参加者=19日、東芝未来科学館ダーツ盤を利用した謎解きに挑む参加者=19日、東芝未来科学館

 IoT(モノのインターネット)を使った謎解きにリアルな会場で挑む―。そんなゲームを楽しめるイベントが川崎市幸区の東芝未来科学館を舞台に開かれ、家族連れや若者らでにぎわっている。仕掛けたのは、IoTサービスの共創活動を進める「ifLink(イフリンク)オープンコミュニティ」などだ。新しい体験型エンターテインメントとして注目を集めそうだ。

 ifLinkオープンコミュニティは、東芝グループを発起人とする連携組織で、会員が技術やアイデアを持ち寄って多彩な共創事例を積み上げている。

 「ifLinkで、リアル謎解き~茶運び人形を取りもどせ!~」と銘打った今回の特別イベントはその一つ。同組織がゲーム大手のセガやエンタテインメントサービスの開発などを手がけるダーツライブ(東京都品川区)と連携して開催した。

 参加者は同科学館のシンボル的な展示物「茶運び人形」を取り戻すゲームに挑戦。館内に隠されたヒントを手に入れ、小部屋の謎解きにトライする。

 イベントでは、多様なIoT機器やWebサービスを自由に組み合わせて便利な仕組みを簡単に実現できるようにするプラットフォームを活用。正しいパネルを所定の位置にはめるとダーツ盤を用いた謎解きが有効になるなど、センサーやデバイスを組み合わせたさまざまな仕掛けが散りばめられている。

 イベントは5月初旬から開催。6月24日までの間に計11日の開催日を設けている。参加は無料。

(後日、電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)