2023.05.22 ポリプロピレングリコールで協力 三洋化成工業と三井化学
三井化学と三洋化成工業は22日、ポリウレタン樹脂の主原料の一つ、ポリプロピレングリコール(PPG)の国内工場の生産性向上や原料調達協力などを目的に、両社折半出資による有限責任事業組合(LLP)を15日に設立したと発表した。
両社は、PPGの国内シェアを約30%ずつ持つ。現状の老朽化した製造設備で、自動車部品、家具・寝具、断熱建材、塗料・接着剤など幅広く使用されているポリウレタン樹脂向けにPPGを継続的に安定供給し、収益確保していくため、22年から両社で方策を協議していた。
設立したLLP「ジャパンポリオール有限責任事業組合」で今後、連携や協力などを議論し、両社のPPG事業に反映する。生産、販売などはそれぞれで継続する。
(23日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)