2023.05.24 【次世代自動車用部品・材料特集】日本ケミコン アルミ電解コン新製品、耐久性と耐振動性を向上

NCM25-AC

 日本ケミコンは、次世代モビリティー向けに車載製品の開発を加速している。アルミ電解コンデンサーは独自の封止構造で耐久性と耐振動性を向上した新製品を提案。チップ形「MHUシリーズ」は125度5000時間対応で定格電圧35V、静電容量470μF、製品サイズφ10×10.5Lミリメートル。ハイブリッドタイプ「HXUシリーズ」は125度/135度6000時間対応(8000時間Max)、定格電圧25~63V、静電容量82~330μF、製品サイズφ10×10.5Lミリメートル。ともに40Gの振動加速度に対応。

 SMDタイプのノーマルモードチョークコイル「KAシリーズ」は大電流対応が特長。鉄系アモルファスコア使用の非巻線貫通型構造で直流抵抗を低減。高温環境でも優れた動作安定性。エンジンコントロールユニットの電源回路や、電動パワステなどの機電一体型インバーター回路に推奨する。

 使用温度範囲マイナス40~プラス150度、定格電流10~50A、製品サイズ10.5×10.3×11.0ミリメートル。

 カメラモジュール「NCM25-AC」は次世代車載用インターフェース規格「MIPI A-PHY」搭載の新製品。イメージセンサーからの出力信号を業界標準信号MIPI A-PHYに変換する。自動運転やADAS向けのECUのMIPI A-PHY製品組み込みを先取りした製品で、顧客の早期導入検討をサポート。

 人とくるまのテクノロジー展では開発品を業界に先駆けて展示する。