2023.05.26 【北海道・東北特集】宮城商組が総代会 賦課金の値上げ承認

仙台市青葉区のホテルで行われた総代会

役員が再任された青年部総会役員が再任された青年部総会

太田理事長「知恵出し販促活動」

 宮城県電機商業組合はこのほど、仙台市青葉区のホテル白萩で「第62回定時総代会」を開いた。総代会では賦課金の値上げが承認されたほか、役員改選で太田好美理事長が再任された。

 総代会は総代45人中38人が出席、委任状7人で会は成立。物故者に黙とうをささげた後、太田理事長が「財務改善のための議案を提案しており、審議のほどよろしくお願いします」とあいさつした。

 議事では各種議案を審議、承認した。2023年度事業計画では基本方針を①地域電機店の経営向上に係る取り組みと実践活動の推進②公正取引委員会に対する申告活動と消費者庁への情報提供③組織の充実強化と活性化策に関する取り組み④法令を順守し社会的要請への取り組み--の四つを挙げた。

 引き続き賦課金の額変更について、太田理事長が「事業を運営するために必要」などと説明、月500円の値上げをすることが承認された。

 役員改選では、太田理事長が再任されたほか、菅野重好副理事長が退任した。新たに専務理事の鈴木良徳さんが副理事長に、専務理事には大内正美さんが選任された。

 引き続き、「この道一筋50年以上営業継続会社」のマルモ電機、実光三洋、高橋電気商会、佐藤電器商会の4社に表彰状の伝達が行われた。長年組合活動に尽力した菅野重好副理事長、及原敦理事に宮城県電機商業組合理事長表彰が行われた。また「がんばろう宮城 復興応援キャンペーン」「第14回街の電気屋さんがんばるキャンペーン」の表彰が行われた。

 新役員の紹介も行われ、太田理事長が「新しい役員として財務改善はもちろん、コロナ禍で疲弊した地域電器店をどのようにしたら活性化できるのかを含め、これからの2年間〝地域電器店ここにあり〟を目指して知恵を出し、販促活動を実施していきたい」と意気込みを語った。

 来賓祝辞では、宮城県中小企業団体中央会運営支援部の佐野智之部長、日本放送協会仙台放送局の松田俊男視聴者リレーションセンター開発推進グループ部長、東北電力宮城支店の藤枝宏副支店長・販売本部長、宮城県家電流通協議会正当番会社のシャープマーケティングジャパンホームソリューション社東北統轄営業部仙台支店の安和彦支店長が、それぞれ祝辞を述べた。

[[青年部総会]] 総代会前には、宮城商組青年部の総会も行われた。議事では、22年度事業報告と決算報告、23年度事業計画案、収支予算案を承認、役員改選では、嶺岸智部長らが再任された。

 23年度事業計画では①会員相互の親睦と情報共有などによる青年部活性化の取り組み②経営・技術などの向上を図るための各種講習会の開催③組合の事業に対する協力および意見具申④まちのでんきやブランド化(ZDS青年部共通理念)--の四つを活動理念とした。