2023.06.02 ラックが不正口座のAI検知を開発、金融犯罪対策を支援

説明会に臨むAIプロダクト開発グループのザナシル・アマル氏=東京都千代田区の同社本社

 セキュリティー大手のラックは、犯罪行為に使用される銀行口座「不正口座」を人工知能(AI)で高精度に検知する技術を開発し、金融犯罪対策を支援するソリューションに組み込んだと発表した。インターネットバンキングの口座から預金を不正送金する被害やATM(現金自動預払機)を介した特殊詐欺が後を絶たない中、安心・安全な金融サービス環境の実現を強力に後押しする。

 同社が運営する金融犯罪対策センターは2022年2月から、「AIゼロフラウド」...  (つづく)