2023.06.19 炊飯器も全自動家電に〝仲間入り〟、パナソニックが業界初の製品を一般販売へ

米と水の投入・計量から炊飯まで自動で行う「自動計量IH炊飯器」SR-AX1

 ロボット掃除機や食洗機と同じ全自動家電に炊飯器も〝仲間入り〟する。パナソニックが7月上旬に発売する2合炊きの「自動計量IH炊飯器」SR-AX1は、内蔵する米びつと水タンクに無洗米と水をセットしておけば、米と水の計量・投入から炊飯まで全自動で行ってくれる。専用アプリと連携し、スマートフォンを使って外出先からでも操作できるという業界初の炊飯器だ。価格は4万6000円前後を想定し、夫婦2人のDINKs世帯やシングル層にタイパ(タイムパフォーマンス)を提案していく。

 AX1は、0.5合から2合まで0.25合単位で炊飯できる。2キログラム(13合分)の米びつと600ミリリットル(2合分)の水タンクが内蔵されており、あらかじめ米と水をセットしておくことで、炊きたい容量に合わせて自動炊飯でき、新たな炊飯生活を提案するものだ。

 おひつ形状の内釜でそのままテーブルに持ち運べるようなデザインで、本体も一体成型というこだわり。パナソニック独自の先行体験プログラム「Future Star Program(FSP)」の第一弾として昨年11月に200台限定で購入募集をかけたところ、約50倍の1万件の応募があった話題の製品になる。

 (20日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)