2023.06.23 【OTOTEN特集】アキュフェーズ プリアンプ「C-2300」、高音質と高機能を両立へ 完全バランス構成
「PS-550」
アキュフェーズは、アナログ・プリアンプ「プレシジョン・ステレオ・コントロール・センター C-2300」の提案を本格化している。
C-2300は、C-2450とC-2150の二つのラインアップを統合することによって、高音質と高機能の両立を目指した新しいラインアップ。
上級モデルC-2900で開発した「Balanced AAVA」を採用し、入力端子から出力端子まで信号の流れ全てが完全バランス構成のボリューム・コントロールとして高音質再生を実現している。
新開発の4バンド・トーン・コントロールを搭載した。C-2150に搭載されていた2バンド・トーン・コントロールにMIDポジション2バンドを追加して、より細かい音質の調整を可能にしている。
リアパネルにはオプション・ボード増設スロットを二つ装備。別売りのオプション・ボードを増設すれば、アナログレコードやパソコンとのUSB接続によるハイレゾ再生など、高い拡張性を持たせることができる。
入出力波形を観測するための液晶パネルを搭載するクリーン電源「PS-550」も5月中旬に発売した。
発振器を使わずに生成した高精度な基準信号を、バランス伝送で波形補正アンプへ入力。波形補正アンプには「バイポーラ・パワートランジスターによる10パラレル・プッシュプル増幅回路」を採用しており、低ひずみ率と同時に510VAの大出力容量を実現するなど、音質改善に効果を発揮する。
5月に発売したアナログ・ディスク入力ボード「AD-60」は、アンプのフロントパネルからMC/MM切り替えやMC負荷インピーダンス切り替えなどが可能だ。
また、AD-50に比べて消費電力も低減している。