WOWOWは、現在開発中の音楽再生アプリ「ω（オメガ）プレーヤー」を用いて、ハイレゾ・3Dオーディオのストリーミング再生のデモンストレーションを行う。

　同社は顧客体験価値向上の一環として、「ωプレーヤーアプリ」をNTTスマートコネクトと共同開発している。

　ωプレーヤーは、Mac／iOS端末に対応。Mac版ではAURO-3Dを使用した3Dオーディオ再生、iOS版ではHPL-MQAを使用した高音質な3Dオーディオコンテンツ再生を実現する。

　会場では、二つの部屋を用意し、一つの部屋ではテレビのスピーカーによる3Dオーディオを体験したり、ヘッドホンによる3Dオーディオが体験できたりする。

　ヘッドホンコーナーでは①HPL-MQA方式②Dolby Atmos（ドルビーアトモス）③360リアリティオーディオ④AURO-Headphonesの四つの方式を順番に再生し、同じ音源で聴き比べる体験を提供する。

　もう一つの部屋では、GENELECから提供された11個のスピーカーを用い、同社がこれまで制作してきたコンテンツをフルスペック3Dオーディオでデモする。

　音楽コンテンツでは、野外音楽イベントの「FUJI＆SUN」「WIND PARADE」「THE SOLAR BUDOKAN」などのライブコンテンツを中心として、WOWOWで放送した番組など、さまざまな視聴体験を予定している。

　また、セミナーとして「配信の未来」をテーマに、AV評論家の麻倉怜士氏と同社の技術局の入交英雄エグゼクティブ・クリエイターによる対談を、両日とも午後3時から開催する。