コロナ禍を経て空気質への関心は高まった。家庭には当たり前のように複数台の空気清浄機が使われるようになり、換気の重要性も再認識された。半面、コロナ下で急激に高まった需要の反動で市場での販売は鈍くなりつつある。ただ、空気質の改善につながる機器は不可欠なものとの意識が広がっており、新規、買い替え両面での需要の底上げが期待されるところだ。

　5月8日から新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に変更された。コロナ下とは人流が大幅...　　(つづく)