2023.06.27 【複合機&プリンターソリューション特集】コニカミノルタジャパン

「bizhub i Sシリーズ」

「bizhub i Sシリーズ」、働く場所に合わせて支援

企業価値向上を提案

 コニカミノルタジャパンは、新世代カラー複合機「bizhub i Sシリーズ」で、テレワークや安心安全なオフィス中心の働き方など働く場所に合わせた環境づくりをサポートしている。オフィスソリューション事業部の河野広オフィスソリューション事業推進統括部統括部長は「複合機市場は、パンデミックによって働き方が変化したことで、新たな価値が求められている。複合機を軸にしたソリューションにより、企業の課題解決、企業活力向上に向けた提案を強化していく」と語る。

 bizhub i Sシリーズは、「C450 iS」「C360 iS」「C300 iS」「C250 iS」などをラインアップ、25枚(カラー/分)機から45枚機まで売れ筋を強化している。

 Wi-Fi機能を標準装備し、外出時にUSBメモリーなどの記憶媒体を持ち歩いていなくても、スキャンデータをモバイル端末やクラウドサービスに保存することで、どこからでも閲覧可能。「おでかけファクスモード」で、ファクス受信をオフィス勤務中は紙出力に、外出中はメール転送に設定すれば、外出先ではファクス受信をタイムリーにメールで確認できる。

 手袋をしていても複合機のタッチパネル操作が可能。建築現場の事務所や、医療機関などでも手袋を外す必要がない。不特定多数の人が触れることのある操作パネルを直接触ることなく操作が可能で、オフィスでの感染対策にもなる。

 また、「MarketPlace」への接続で複合機の機能やサービスを容易に追加可能なほか、リモートサービス「コニカミノルタiCare」で、複合機から発信される通知を遠隔で監視し、故障の未然防止や故障時の迅速な対応を実現する。

 bizhub i Sシリーズ利用による企業価値向上の提案の3要素として、河野統括部長は「不測の事態への備えなどの事業継続性、人による作業時間の短縮による生産性向上、営業活動活性化による収益力向上」を挙げる。「IT系のソリューションとは別に、複合機単体としても、お客さまの働き方改革や、課題解決するソリューションを積極的に提案していく」意向だ。具体的には「お客様DX支援サクセスパック」として、サーバーレス認証システム、ステープル・穴あけ処理付き印刷システム、商品カタログかんたん制作システムなど提案している。

 同社は、働き方改革の自社実践で得た知識とノウハウを集約した「いいじかん設計」のもとWebサイト「IDEA SHOWROOM」を通じて企業のIT基盤構築や業務プロセスの改善を支援。また、成功事例をパッケージ化し、お客のDXを支援する「サクセスパック」を提供。現在、約300ソリューション(うちWeb公開約100)などラインアップを拡充している。

 いいじかん設計では、「創造じかん」「自分じかん」といった〝いいじかん〟を増やすことで、生産性・創造性を高めることを支援する。また、保管文書ゼロ化に踏み切り、「紙中心の仕事の見直し」などの成果をソリューションとして顧客に提案している。