2023.07.07 韓国サムスンの4~6月暫定、大幅な営業減益 半導体やスマホ低迷

 韓国サムスン電子が7日発表した2023年第2四半期(4~6月)連結決算(暫定集計)は、売上高が前年同期比22.3%減の60兆ウォン(約6兆円)、営業利益が同95.7%減の6000億ウォン(約660億円)と、減収・営業減益だった。メモリー、スマートフォンの需要低迷が影響した。

 営業減益は22年第3四半期以来、4期連続。事業別の採算は発表されていないが、市場アナリストの間では、半導体事業の営業赤字は3兆~4兆ウォン近くにのぼるのではないかとの試算もある。

 サムスンは4月にはメモリーの減産も発表したが、過剰在庫に伴って深刻な打撃を受けている形だ。ただ、市況は底を打ち、次期以降に収益は回復するとの見方もある。

(11日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)