2023.07.18 【電波時評】「愛の不時着」の舞台とDXの課題
1度だけ、北朝鮮に取材で入ったことがある。といっても、経済特区のような形で設けられた開城(ケソン)工業団地への視察団に参加してのこと。3年ほど前、南北の緊張の中で連絡事務所が爆破されたことも記憶に新しい。視察できたのはむろんその前。韓国企業の投資で作られた工場や、周辺の敷地を見て回り、小さな売店で買い物もできた。
ただ、この国に詳しい先輩からは事前に、「目や耳に入るもの、全て芝居と思った方がいい」と教えられていた。建物などは... (つづく)