2023.07.20 【ケーブル技術ショー特集】日本CATV技術協会 中村俊一理事長

ケーブル技術ショーでトライアルZONE新設

分野など垣根越える

 ケーブルコンベンションの関連イベントである「ケーブル技術ショー」は、日本CATV技術協会、日本ケーブルテレビ連盟、衛星放送協会の3団体共催により開催します。「ケーブル技術ショー2023」の開催コンセプトは「Let's start with Cable DX!」。〝ケーブル技術力により、地域共創・地域DXをけん引し、持続可能な未来に向けて、ここからはじめよう〟といった意味を込めています。

 人口減少、少子・高齢化による雇用や医療の問題、さらには防災など、社会環境が大きく変化する2030年に向けて、社会課題である「地域のデジタル化」を実現し、〝地域社会のサステナブルな未来づくりの担い手〟として、ケーブルテレビには大きな役割が期待されています。

 また、新型コロナウイルス感染症によって生活環境、経済活動が大きく変化し、都市の規模にかかわらず、情報インフラの整備、デジタルデバイドの解消が喫緊の課題となっています。

 「ケーブル技術ショー2023」では、ケーブルテレビ事業者、放送事業者、施工事業者の来場に加え、自治体や農林水産業関連、医療・福祉、観光、教育などの地域社会におけるステークホルダーの来場につながる三つの主要ゾーン「トータルソリューションZONE」「テクノロジーZONE」「地域DX ZONE」を展開します。

 さらに今回、分野や業種の垣根を越え、新たにケーブルテレビサービスへのビジネス展開を図る事業者が出展する「トライアルZONE」を新設しました。

 技術展示会には90社・団体超の出展をいただいています。ケーブルテレビによるサステナブルな地域社会の実現に向けた最新技術の展示、技術セミナー・講演に加え、デジタル社会の具現化などをテーマにしたシンポジウムを開催します。

 ケーブルテレビ業界を技術面からバックアップし、業界の発展に貢献する最新の技術やサービス、ソリューションを紹介する国内最大級の展示会である「ケーブル技術ショー2023」へ多くの皆さまにご来場いただければ幸いです。