2023.07.26 【TECHNO-FRONTIER特集】ポニー電機 大容量スイッチングトランスなど訴求

SiC対応カスタム高周波トランス・リアクトル

 ポニー電機は高周波トランス、リアクトル、電源トランス、各種コイルの設計・製造を行うカスタムトランス専門メーカー。各種パワーエレクトロニクス回路の受託開発も行っており、多様な開発ニーズに対応する。

 今回のテクノフロンティアでは、パワーエレクトロニクス技術展に出展。大容量のスイッチングトランス・リアクトルの展示とともに、大容量のDC-DCコンバーターを展示する。どちらも顧客仕様に合わせたカスタムにて提案。技術担当者が対応し、具体的な仕様や試作も相談可能だ。

 展示会2日目の27日には主催者セミナー2において、長井真一郎代表取締役社長が「カーボンニュートラル・GXを実現するパワーエレクトロニクス」をテーマに、座談会に登壇。長岡パワーエレクトロニクス研究会として、長岡市、長岡技術科学大学、TDKラムダとともに、パワーエレクトロニクスの技術によるGX推進について講演する。

 同社は高周波スイッチングに対応したトランスやリアクトルのカスタム製品にも力を入れている。SiCやGaNに対応した大型のカスタム絶縁トランスを試作しており、高周波(20~200キロヘルツ程度)、大容量(10~100kW程度)にて、顧客の回路方式に合わせてカスタムにてトランス・リアクトルを設計試作する。