2023.07.26 TSMC誘致へ独政府から補助 サムスンなどと2ナノ競争の中
EUのサイトから
独政府は25日(現地時間)、半導体企業の工場を誘致するため、今後数年間で約200億ユーロ(約3兆1000億円)を投資すると発表した。詳細な内訳は発表されていないが、地元の報道などによれば、台湾TSMCへの補助も想定されており、誘致を後押しする形。また半額近くが米インテル向けになるほか、独インフィニオン、米グローバルファウンドリーズが含まれるもようだ。
欧州連合(EU)が設定する投資枠(430億ユーロ)の半分近くに当たることになる。
約200億ユーロのうち、100億ユーロ近くはインテルへの補助金となる見通し。残りは独インフィニオン、米グローバルファウンドリーズ、TSMCなどへの補助金になるとみられる。
TSMCは工場進出について、独側とかねて協議をしており、こうした補助を踏まえ最終判断する見込みだ。
業界では、2ナノメートルの最先端半導体開発を巡る競争も、TSMCや韓国サムスン電子、インテルなどの間で展開されている。
(27日付の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)