2023.08.09 【コネクター特集】サムテックジャパン カスタマーサービスの徹底など重視
サムテックジャパンは、米国の産業用コネクターメーカー、SAMTEC社の日本法人。
同社が重視するのは①カスタマーサービスの徹底②ミニマムオーダー③カスタム製品対応。米ビショップのコネクターメーカーランキングでは多数の総合ナンバーワン評価を獲得している。
SAMTECの2022年度(12月期)売上高は前期比約10%増の10億4600万ドル(約1400億円)となり、初めて10億ドルを突破した。特にサムテックジャパンは同約63%増と大幅増となった。
23年度は市場の景況悪化の影響を受けているが、24年以降に向けた新規案件の獲得は極めて順調に進んでいる。
今後も引き続き、架橋配線可能な光コネクター「FIREFLY」の拡大や、COM-HPC規格エンベデッドモジュール対応のアクセラレート「HPシリーズ」、次世代ハイスピードコネクター「NovaRay(ノバレ)シリーズ」、高速バックプレーンなどのデザインインに力を注ぐ。
新製品として、PCIEC-G4/G5ケーブルアセンブリー「PCIeCシリーズ」をリリースした。PCIe4.0データ転送速度およびPCIe5・0データ転送速度をサポートする。
さらに、NovaRay I/Oケーブルシステム「NVACEシリーズ」をリリース。差動伝送に特化したコネクターNovaRayにて、外部I/Oとしてのケーブルアセンブリーと、それに対応するパネルマウント型のケーブルアセンブリーをリリースした。
今後も積極的な生産増強投資を推進する。今後はマレーシア・ペナンでの高周波ケーブルアセンブリーの生産体制を整備するほか、今年7月には台湾デザインセンターをオープンさせた。