2020.02.21 名大と北大、産総研導電性高分子の熱電変換性能上限を決めるメカニズム解明

 名古屋大学、北海道大学は、産業技術総合研究所(産総研)との共同研究で、電気を流すプラスチック(導電性高分子)における熱電変換性能の上限を決めるメカニズムの解明に成功した。将来的に、高い発電性能を持つフレキシブルな熱電変換材料・素子の開発につながると期待される。

 今回、研究グループは①分子配列の秩序が極めて高い高分子材料を用いて乱れの効果を抑制する②材料への電荷注入を連続的に行い、ゼーベック係数(S)と電気伝導率(σ)の間の関...  (つづく)