2023.08.15 【ミリ波】標本、資料の持つ力
収蔵品の保全・収集費用捻出のために東京の国立科学博物館がクラウドファンディングを始めて話題になっている▼500万点超の動植物や菌類などの標本、科学史の資料には温度や湿度を一定に保つ必要がある物も多い。データセンターの維持管理と同じだ。そのため多額の光熱費を要するが昨今の電気料金の高騰が打撃となり、コロナ禍での入場料収入の減少と資材、溶剤価格の上昇が追い打ちをかけた▼クラファン自体は初日で目標額の1億円をクリアし、既に6億円を超えた。だが資料保全と... (つづく)