2023.08.17 【電波時評】在庫調整終了後を見据える部品メーカー
電子部品メーカーの業績停滞が続く。電子部品需要は当初は2022年度末から23年度1Q(4~6月)にかけて底打ちし、2Q以降は回復に向かうと見込まれていたが、現状では車載関連を除き、回復時期が後ズレ傾向となっている。
回復遅れの要因の一つは、市場での部品在庫量の多さ。特に産機・FA関連分野などは、メーカー在庫や流通在庫が当初の想定以上に過多となっていたと指摘され、直近では産業用ロボットなどは順調に生産が回復しているにもかかわら... (つづく)