2023.08.23 【調理家電特集】パナソニックの「ビストロ」シリーズ 炊飯器加えラインアップを強化

可変圧力IH炊飯器最上位機「ビストロ」Vシリーズ

 パナソニックは〝おいしさ〟へのこだわりを追求するとともに、〝おいしさ〟を科学し、食やくらしを豊かにする〝用と美〟を創造する調理器具として「ビストロ」シリーズを提案する。

 ビストロシリーズは、スチームオーブンレンジ、自動調理鍋(オートクッカー)、オーブントースター、ホームベーカリーに加え、五つ目の商品として新たに炊飯器を加え、ラインアップを強化、今後さらに充実した商品群に進化させる。

 新製品として9月上旬から投入するのは、可変圧力IH炊飯器最上位機ビストロVシリーズだ。10万円を切る価格設定(5.5合炊き)で幅広いユーザー層にアプローチする。

 Vシリーズは、沸騰検知センサーとリアルタイム圧力センサー、釜底温度センサーという三つのセンサーを活用した「ビストロ匠技AI」を搭載する。

 おいしいご飯にこだわるユーザーは多いが、おいしく炊くためには、品種や作柄、保存状態によっても変わる米に合わせ、火加減や水加減を調整することが重要となる。

 ビストロ匠技AIでは、米の状態や室温などを検知し、約9600通りの中から最適な火力や圧力のプログラムを導き出す。

 さらに、急減圧による爆発的な沸騰を起こす「急減圧バルブ」、加圧状態で熱風を送り込み、米表面の水分量を最適にコントロールする「加圧熱風ポンプ」により、米の一粒一粒に熱を伝え、うまみを引き出し粒感のある炊き上がりを実現する。

 炊飯器にはこれまでもセンサー群は搭載していたが、新製品では特にリアルタイム圧力センサーで細かく圧力をセンシングし、微調整する点が特徴だ。

 ほかのビストロシリーズにも採用されている調理環境をセンシングし、最適化するビストロ匠技AIについては、炊飯器に搭載するセンサー群の制御を今回アップデートすることで、米のプロフェッショナルが理想とする最高の炊き上がりを家庭で味わえるようにした。

 ビストロ匠技AIによって「火加減20通り」×「電圧2通り」×「圧力加減240通り」を掛け合わせた約9600通りの中から、最適な炊き方を自動調整する。

 新搭載した加圧熱風ポンプで、熱風を釜内に送り込み瞬時に加圧できるようにした。残水量が少なくなる炊飯工程の後半でも加圧できるようになって、調整の幅が広がり理想の炊き上がりに近づけている。

 米の銘柄に合わせた炊き分けを可能にする73銘柄の炊き分け機能なども備えている。5.5合炊きSR-V10BA、1升炊き同V18BAをそろえる。