2023.09.04 各家電量販店、防災・防犯に「備える」アイテム充実

コジマ×ビックカメラ福岡春日店では防犯カメラやドアホンの販売が好調だった

 激甚化する風水害や地震など大規模災害に必要な防災用品に加えて、凶悪化する強盗事件や不審者、見守りに対処する防犯用品に関心や需要が高まっている。各家電量販店は「備える」をキーワードに、各種用品を取りそろえて販売に力を入れている。

 ベスト電器小倉駅前店(北九州市小倉北区)は、「いざという時のために日頃から備えを」などと目立つPOPやのぼりで防災・減災コーナーを展開。防災用品セットの入った非常用バッグや、キャンプや釣りなどアウトドアでも使えるポータブル電源、インテリアにもなるLEDランタンもラインアップ。普段からの備えを促している。

 エディオン日吉店(横浜市港北区)も非常時以外で使えるポータブル電源の需要が高く、折り畳み式の太陽光発電パネルもセットで購入していく来店客が多い。同店は「ポータブル電源などは一つ家にあると便利。来店客に利便性を伝えたい」と話す。

 コジマ×ビックカメラ福岡春日店(福岡県春日市)は今夏、防犯カメラやドアホンの販売が例年以上に好調だった。ドアホンは配線の必要がないワイヤレスタイプが特に人気。同店によると「訪問者の姿をモニター越しに確認したいというお客さまが増えている」という。

 外出先からスマートフォンで来訪者に対応できる「外でもドアホン」も訴求。自宅のペットや部屋の様子を遠隔からチェックできる屋内用の見守りカメラも売れている。

(5日付電波新聞、電波新聞デジタルで詳報します)