2023.09.06 JASIS2023開幕 ヒトゲノム解読20年で特別企画

JASIS2023の開幕記者会見

 アジア最大級の分析機器・科学機器関連の展示会「JASIS2023」が6日、幕張メッセ(千葉市美浜区)で開幕した。会期は8日まで。

 日本分析機器工業会(JAIMA)と日本科学機器協会(JSIA)が主催。新型コロナウイルスが感染症法上の「5類」に移行後初の開催で、初日から会場は多くの来場者でにぎわっている。

 JAIMAの足立正之会長(堀場製作所社長)は記者会見で、「開催に当たり、出展者には実機展示や説明員からの積極的な呼び掛けで協力をお願いしてきた。コロナで難しかったリアル展示を十分に体感していただきたい」と述べた。

 今年はヒトゲノム計画解読完了から20周年。7日には記念の特別企画としてヒトゲノム国際機構会長を務めた榊佳之東京大学名誉教授らが解読後の生命科学の発展や日本発の技術が生きた「DNAシークエンサー」などの技術開発に関する討議を行う。国立科学博物館の協力で実機展示も実現した。

 出展社数は前回比7%増の344社。出展小間数も1094小間と同11%増加した。

 事前登録も好調で、来場者数は昨年の1万2000人を超える2万人を目標に掲げる。

 (7日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)