2023.09.06 電力調達のコスト課題解決 オムロンGがソリューション
オムロン ソーシアルソリューションズ(OSS)は、電力の調達コストの課題解決をサポートする電力調達コスト低減ソリューション「POWER JUGGLING」を発表した。主に小売電気事業者に向け。原油高騰などの中、生産現場で再生可能エネルギー活用が進み、一方で、コスト面の課題があり、その解決を後押しする。
RE100の取り組みや、ESG投資を通じた事業機会の増加で、再エネを活用する企業が増えている。そうした必要性を受け、PPAモデルなどといった新しいエネルギーの取引市場が拡大。また、2016年の電力全面自由化を受け、多様な企業が電力の小売り事業に新たに参入しており、国内で唯一の卸電力取引市場である日本卸電力取引所(JEPX)を通じて、提供する電力を調達。取引量は年々増加している。
一方で、昨今の原油・LNGなどの原材料高騰や再エネの普及で、JEPXの変動幅が大きくなり、電力調達価格が大幅に高騰するなどの課題が顕在化しつつある。
また、経済産業省が定めるインバランス制度の変更で、24年以降、電力の過不足を調整するため単価が上がるなどといったコスト課題も想定されている。
このような電力調達時の課題解決をサポートする電力調達コスト低減ソリューションを開始。インターネットに接続されているOSS製の家庭用蓄電システム束ねて制御し、小売電気事業者向けの調整力として活用できるもの。
(7日の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)