2023.09.25 【九州・山口産業特集】創ネット 中小企業向けセキュリティーサービス提案

4コマで紹介

小口 社長小口 社長

 創ネット(福岡市博多区)が毎月1回開催しているFA技術セミナーは、福岡市だけでなく市外からの受講も多いため、時間の制限が少なくてすむようオンライン主体にしている。リアル開催もあるが、小口幸士社長は「技術系のセミナーはオンラインの方が、効率がいい」とする。

 元々のセミナーの狙いは新規開拓で、コロナ禍でしばらく新規へはダイレクトメールも配布していなかったが、5類になったことで来年からは新規にも配布する予定だ。セミナーは10年近く継続しており、ここで培った見込み客は多く、さらに深掘りしていく。

 福岡市のDX促進モデル事業に採択されるなど、社内のDX化が進んでいる同社は、自社での経験を生かして、中小企業向けのセキュリティーサービスなども手掛けている。

 7月には経済産業省のDX認定を取得し、DX推進ポータルの認定事業者一覧にも掲載。前期に続き、IT導入補助金2023(後期)のセキュリティー対策推進枠も登録されている。

 今回、福岡商工会議所の福岡中小企業デジタル化・DX推進コンソーシアム「YOKA-DIGI(よかデジ)」に、パートナー企業として登録されたことをきっかけに、セキュリティーサービスと運用、サイバー保険まで一括で行える「MBSD Global Security Platform」の無料キャンペーンを8月からスタートしている。

 「サイバーセキュリティお助け隊」サイバーパックとして提案しているもので、三井物産セキュアディレクションが開発したサービスだ。1カ月1端末当たり2000円で初期費用が9万6000円かかるが、99台まで1カ月間無料で試すことができ、1カ月間のレポートも提出される。正式導入の際は初期費用も無料になる。

 制御や機械関連だけでなく、省エネにつながる遮熱シートや騒音対策など建築関連にも対応、先端のロボット、セキュリティーまで取り扱いは幅広い。

 顧客の企業のニーズにぴったりはまる提案を目指し、さまざまな連携を結ぶ「まるごとおむすび」のアイコンを使って、得意分野をMAP化したA3サイズのパンフレットを製作中だ。