2023.09.26 【産業用インバーター/インバーター用部品特集】東芝産業機器システム
VF-S15
高効率/省エネ機器・システム充実
東芝産業機器システムは、東芝グループの一員として、産業分野全般にわたる産業用モーターや汎用(はんよう)インバーターといった高効率/省エネ機器・システムの品ぞろえを充実させている。
汎用インバーター「TOSVERT VFシリーズ」は、高機能型「VF-AS3J/AS3」、多機能・小型「VF-S15」、簡単・小型「VF-nC3」など、さまざまな用途に適用できる豊富なラインアップを有し、多様なニーズに対応している。
中でも、さらなる高効率への進化を目指すIE4効率を実現した永久磁石(PM)モーターと汎用インバーターVF-S15、VF-AS3J/AS3との組み合わせでは、東芝独自のPMモーター制御により大幅な省エネ効果(カーボンニュートラルの実現)とさまざまな機械での最適運転がセンサーレスで容易に実現でき、好評を博している。
産業界ではコロナ禍の中で部品不足や物流問題により大きな混乱を来し、汎用インバーター業界においても深刻な生産不足や納期問題が生じたが、脱コロナ禍により急激に回復。依然として半導体不足の影響は残るもののインバーターの物不足に対する改善が見られるようになった。特に、販売の主力である多機能・小型VF-S15シリーズは生産が回復して供給への不安が解消され、半導体業界向けなどに出荷を伸ばしている。
一方、高機能型については、次世代ものづくり、スマートファクトリーに向けたソリューションとして注目されているIoT、サイバーフィジカルシステムに対応したVF-AS3Jシリーズのほか、大容量高機能型インバーターVF-AS3シリーズの追加により、機種拡大・機能充実で品ぞろえがさらに強化された。
機械ごとの専用機能や、稼働状況のモニタリング、各種パラメーターの設定やモニタリングができるなど、モータードライブ装置の総合監視・遠隔監視が可能となり、稼働効率向上や予防保全など製造現場における運用コストのさらなる改善を提案できる。