「ゼロ風暖房」でハウスダストを巻き上げない―。デロンギ・ジャパンは26日、温風を使わずに部屋を暖める電気ヒーター「ソラーレ」を10月3日に発売すると発表した。Wi-Fiを備え、スマートフォンから遠隔操作できる上、GPSを使い、自宅に近づいたり、離れたりしたら自動で電源をオン／オフできる機能も盛り込んだ。ホワイト基調のデザインを採用したソラーレは、税込み9万9800円を想定する。

　ソラーレは、デロンギが「マルチダイナミックヒーター」と呼ぶ製品。温風を使わないという点ではオイルヒータ―と同じだが、マルチダイナミックヒーターは熱源と放熱板を一体化することで、より緻密で高効率・省エネな温度制御を実現しているのが特徴になる。

　デロンギ初となるカラー液晶ノブを本体上部に採用。回して選択、押して決定という直感的な操作が可能だ。スマホアプリから電源のオン／オフや温度設定、睡眠時のスケジュール設定なども可能。音声操作はアップルのSiriに対応している。

　マルチダイナミックヒーターは、「ゼロ風暖房」でハウスダストを巻き上げることがなく、寝室での利用も多い。エアコンと併用するユーザーも少なくなく、購入者層は首都圏地域が多い。
（27日付電波新聞／電波新聞デジタルで詳報します）