2023.09.26 家電の指定価格、日立が10月4日に導入 ドラム洗新型など高級機で

指定価格導入について説明する宮野取締役CMO

 日立グローバルライフソリューションズは、メーカーが価格を決める家電の指定価格を10月4日から開始する。国内大手家電ではパナソニックに次いで2社目で、ドラム式洗濯乾燥機の新型など高級機で順次導入する。

 26日に発表した。家電は、発売から1年ほど経つと当初から4割ほど価格が下がる製品もある。現在の販売形態は「消耗戦のような状態が続いていた」(宮野譲取締役CMO)とし、メーカーが在庫リスクを負うことで、適正価格の維持を目指していく。

 指定価格の導入と合わせて、「日立家電品正規取扱店」制度も同時に開始し、家電量販店や地域電器店、EC事業者など約1万5500店を認定。指定価格製品は1年後に全体の10%の構成に高めることを目指す。

(27日付電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)