2023.09.27 【関西エレクトロニクス産業特集】ニチコン 「トライブリッド蓄電システム」など NECST事業で市場リード
トライブリッド蓄電システム「ESS-T3シリーズ」
ニチコンは、エネルギーの安定供給と環境保護の両立を目指すNECST事業で、蓄電システムのリーディングカンパニーとして各種製品を供給する。
蓄電システムは、太陽電池とEV・PHVの電池、蓄電池を効率良く連携させ、太陽光で発電した電気を家庭で使用、蓄電するだけでなく、EV走行用にも使える「トライブリッド蓄電システム」に注力している。
連系出力5.9kW、自立出力5.9kVA、全負荷200V出力を標準仕様とし、大容量から小容量まで取りそろえている。
EV・PHV・FCVに接続して家庭への給電が可能な系統連系型V2Hシステム「EVパワーステーション」、自動車の荷室に収納できて簡単に持ち運べる「パワー・ムーバー」(4.5kW出力)、軽量コンパクトな「パワー・ムーバーライト」(3.0kW出力)や、小型・軽量、省スペースの100kW(2口)、50kW(1口)の出力品から200kWマルチ急速充電器までそろえたEV・PHV用急速充電器を拡販していく。
太陽光発電とリチウムイオン電池を組み合わせた公共・産業用蓄電システムは、電力変換出力10~数百kW、蓄電池容量16~数百kWhまで対応する。V2Hやパワー・ムーバーとの組み合わせも可能だ。