2023.09.28 【空質商品特集】各社、空気清浄機など新製品を相次ぎ投入
冬場の乾燥シーズンに向けて空気清浄機などの提案が本格化している
冬場のウイルス対策に一役
デザイン性に優れたモデルも
新型コロナやインフルエンザの感染者数が増加してきている。新型コロナが「5類」に移行しマスクを着用しない人が増える中、ウイルスが広がりやすい冬場の乾燥シーズンに向けては、空質へのケアは今年も重要なテーマだ。
家電各社は空気清浄機や加湿器などの新製品を相次いで投入してきている。大風量を実現して空気清浄性能を高めるといった機能・性能に関する強化だけでなく、住空間における一体感を重視してデザイン性を追求したモデルも増えている。
コロナ下で空気清浄機や除菌器、加湿器など空質を改善する家電に対する需要が急増した反動で市場では一服感も出ているが、空気清浄機などは「一家に複数台」が当たり前となりつつある。
リモートワークも定着していることから、改めて家庭内の空質について見直す動きが今冬は出るはずだ。
家電量販店の店頭では、ウイルス対策に加えてハウスダストや花粉の対策としても空気清浄機を提案しているほか、デザイン性に優れた製品をまとめて展示したり、加湿器の方式ごとの違いを説明して選びやすくしたりと、冬で活躍する空質関連製品の提案を強化している。
新型コロナやインフルエンザの感染拡大にこの冬も気を配る必要はあり、基本的な対策である換気も小まめに行うことが求められる。空気清浄機に代表される空質の改善につながる家電の需要は、今後も底堅く推移するはずだ。