日立グローバルライフソリューションズ(GLS)が、メーカーの指定価格で販売する第1弾製品として、ドラム式洗濯乾燥機の新型を11月中旬に発売する。最上位機は、ドラム洗として業界初の洗濯容量13キログラムを実現し、価格は税込み37万円前後になる。

　指定価格で売り出すのは洗濯13キログラム、乾燥7キログラムの「ビッグドラム」BD-STX130Jと、洗濯12キログラム、乾燥6キログラムの同SX120J。SX120Jの店頭価格は33万円前後を想定する。

　日立は先月、ドラム洗の新型から指定価格を導入することを明らかにしていた。STX130Jは、フルモデルチェンジにより、日立初の乾燥7キログラムを実現しているほか、乾燥方式も省エネ性に優れたヒートポンプ式を日立として初めて採用するなど、付加価値を高めた製品に仕上げている。

　これまでのオープン価格と異なり、指定価格の導入によって発売から基本、製品の価格は変わらないことになる。発売から1年後に3、4割価格が下がる製品がある中、いつ買っても同じ値段であることにより、「お客さまにとって、買ったものの価値が下がっていくということがなくなる」(伊藤芳子常務取締役COO)と利点を強調している。

　(後日、電波新聞／電波新聞デジタルで詳報します)