伊藤忠テクノソリューションズ（CTC）は、ソフトバンク子会社のヘルスケアテクノロジーズのオンラインヘルスケアアプリ「HELPO（へルポ）」を、法人向けに提供を開始した。

　在宅勤務やテレワークが普及する中、多くの企業が社員の心身の健康状態に関心を高めると同時に、ヘルスケア施設の充実を図っている。

　HELPOは、スマートフォンアプリからのオンライン診療や医師・看護師・薬剤師からなる医療チームに24時間365日、健康や医療に関する相談を可能にするサービス。チャットによる健康・医療相談、オンライン診療、病院の検索、一般用医薬品の購入などをワンストップで提供する。

　価格は1ユーザー当たり月額500円（税別）からで、福利厚生の拡充を図る企業や健康保険組合を中心に展開し、3年間で15億円の売り上げを目指す。

　今後、同社ではオンライン診療や処方薬のデータ、健診結果、ウエアラブルデバイスから収集した歩行数、心拍数などのバイタルデータなどを統合するPHR（パーソナル ヘルスケア レコード）連携プラットフォームの開発を進め、企業の人的資本経営を支援していく。