2023.10.17 【CEATEC 2023特集】日本ケミコン CMOSカメラモジュールなど展示

CMOSカメラモジュール「NCM-20W」

 日本ケミコンは、CEATEC2023では、デモンストレーションを交えながら新製品を多数展示する。

 法制化に伴い需要の増加が見込まれる自動車の「後退時車両直後確認装置」(バックビューモニター)に向けたCMOSカメラモジュール「NCM-20W」を開発した。従来製品の2~3倍の画素数と広い視野角を実現、さらに、イメージセンサーの光学性能を最大限引き出す同社独自のノウハウも投入したことで、自動車の後退時に鮮明な映像を運転車に提供することができる。これにより、周囲の確認が容易になり、運転車のストレス低減や労働時間の削減に貢献する。

 チップ形導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサー(ハイブリッドコンデンサー)では、従来品から1.2倍の高容量化と1.5倍の高リプル電流化を実現した「HXKシリーズ」を開発した。自動車のECUユニットの基板実装面積の低減・低背化、部品員数削減による省スペース化設計に貢献する。

 デジタル家電や汎用(はんよう)電源の入力一次側平滑用のリード形アルミ電解コンデンサーでは、サイズ範囲を拡大した高容量品「KHFシリーズ」と「KWBシリーズ」を開発した。陽極箔(はく)に自社開発の高容量箔を採用し、既存品のKHFシリーズおよびKWBシリーズに比べて静電容量を最大20%向上した。機器の小型化に貢献する。