2023.10.27 【電波時評】賢いエアコンの開発が環境負荷軽減に貢献

 暖房シーズンを迎える中、今年は電気代高騰により、エアコン暖房の利用にはためらいが生じそうだ。エアコンは特に家庭で使う電気機器で最も電力消費が多く、全体の約3割を占める。

 このためエアコンメーカー各社は省エネを開発の根底に据え、ハード面での進化に毎年取り組んできた。一方、ハード面での省エネ性向上はほぼ限界に近づいているという。例えば熱交換器の面積をもっと増やせばさらに効率を高められるが、それでは本体が大きくなり過ぎて、設置性に...  (つづく)