2023.11.02 コロナ禍で中止の「入社式」、3年越しの開催 NEC、20年度新卒社員が初めて一堂に

コロナ禍で中止となったNECの2020年度入社社員の入社式が3年越しで開催された=2日、NEC玉川事業所(川崎市中原区)

 NECは2日、新型コロナウイルス感染拡大初期の影響で入社式が中止となった2020年度入社の新卒社員の「第二入社式」を、玉川事業所(川崎市中原区)で開催した。3年越しの入社式には約500人が一堂に集まり、初めて顔を合わせる同期と直接会話しながら交流を深めた。

 20年度入社の新卒社員は、同年4月に発令された緊急事態宣言の直前に内定式の開催も見送られ、同期がそろって集まるのは今回が初めて。新型コロナが季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行したのを機に、同期同士のリアルでのつながりを持ちたいと、発起人の同期4人が中心となって企画し、人事総務部門と調整して実現にこぎ着けた。

 入社から3年半が経過した「新入社員」を前にあいさつした森田隆之社長は「改めてNECにようこそ」と笑いを誘いつつ「みなさんは唯一、入社式ができなかった世代。新たな、旅立ちの日としてもう一度初心に帰り、NECという場でどういう人生を描いていくかを考える機会にしてほしい」と激励した。

 (3日付の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報します)