2023.11.03 産業用ロボットの需要減速 JARA7~9月期受注・生産・出荷実績 前年同期を下回る

成長を続けてきた産業用ロボット需要に、23年はブレーキがかかっている

 日本のロボット産業は2022年(1~12月)に初めて受注、生産、出荷額ともに1兆円を突破した。23年も引き続いての高成長が期待されているが、1月に入って一転、ブレーキがかかった。日本ロボット工業会(JARA)の受注・生産・出荷実績は4~6月期に続いて7~9月期も前年同期割れになった。

 製造業における省人化、デジタルマニュファクチャリングのニーズは世界的に広がっており、特に日本や欧州、韓国、中国では製造業の就業者不足から、産業...  (つづく)