2023.11.13 中国・テンセントが「デジタル種子バンク」 農業科学院と連携
バンクのイメージ
中国IT大手の騰訊控股(テンセント)は、中国農業科学院(CAAS)と連携し、遺伝資源のデジタル情報の保護や利用を図る「デジタルシーズ(種子)バンク」の取り組みを発表した。データの統合や分析システム、遺伝資源の鑑定、情報展示システムの設置などを進める見込みだ。
北京で開いた旗艦イベント「WEサミット」で発表。同バンクは、テンセントの科学技術博物館に設置。作物の遺伝子銀行に保存されている多数の細胞などの3次元デジタルディスプレーも予定する。
CAASは全国の農作物の遺伝子情報などについて、保護や利用の中心になっている。中国が収集・保存した資源は昨年末時点で既に50万点以上あるとされる。絶滅が危惧される種の一部も保護している。
(14日付の電波新聞/電波新聞デジタルで詳報予定です)